小さな美容室では、スタイリストが受付と会計も担当することがよくあります。すると、施術と受付の「タイミングのすれ違い」が、毎日のように起こります。
この記事では、美容室の受付と会計でよくある場面を6つ集めました。笑って読んでいただきつつ、明日から使える仕組みと道具をそえています。
美容室の受付・会計あるある6選
1. 電話は、シャンプー中を狙って鳴る
手が泡だらけのときに限って、受付の電話が鳴ります。お客様の頭と電話を交互に見つめても、どちらかを選ぶしかありません。
対策:施術中は留守番電話に切り替え、案内の中でネット予約の方法も伝えます。折り返しは施術の合間にまとめて行うと、施術を止めずに済みます。
2. 電話の予約とネットの予約が、同じ時間に仲よく並ぶ
電話で受けた予約を紙の台帳に書いているあいだに、同じ時間にネット予約が入っている。どちらのお客様も、もちろん悪くありません。
対策:予約は1つの画面にまとめて管理します。美容室の予約は、電話・ウェブサイト・SNS・予約サイトなど、いくつもの入口から入ってきます(参考:ホットペッパービューティーワーク)。入口が多いほど、予約の重なりに気をつけたいところです。予約と顧客管理をまとめる方法はサロンの予約システム連携と顧客管理で紹介しています。
3. 次回予約の相談は、手帳をめくる速さとの勝負
「次は1か月後くらいで」と言われて、紙の予約表をめくる。そのあいだ、お客様は静かに待っていてくださいます。
対策:予約の空き状況をiPadの画面でお客様と一緒に見ると、日時がすぐ決まります。決まった日時はカードに書いて渡すと、お客様の手元に残ります。
4. 回数券は、財布の奥でいつのまにか旅に出る
紙の回数券は、肝心の来店日にかぎって見つかりません。お客様もお店も、少し気まずい空気になります。
対策:回数券や前払いの残りは、顧客情報に記録して管理します。キャッシュレスでの前払いや回数券の扱いは美容室のキャッシュレス決済の選び方で解説しています。
5. 店販のシャンプーは、会計のあとに思い出される
施術の会計が終わり、お見送りの直前に「あ、さっきのシャンプーも」。うれしい一言ですが、レジの打ち直しが始まります。
対策:施術中に使ったスタイリング剤やシャンプーは、会計の前に「今日使ったものはこちらです」と紹介します。POSレジで施術と商品を一緒に会計できるようにしておくと、打ち直しも楽になります。
6. レジ締めで合わない金額は、数え直すとなぜか合う
閉店後に金額が合わず、ひやっとして数え直すとぴったり。美容室に限らず、どのお店でもよくある場面です。レジの現金が合わないと大きな問題になるので、毎日の確認は欠かせません(参考:ホットペッパービューティーワーク)。
対策:現金は金種ごとに数える手順を決め、キャッシュレスの売上は決済サービスの管理画面と照らし合わせます。
原因の多くは「施術と受付が同じ人」にある
| 困りごと | 原因 | 仕組みでの対策 |
|---|---|---|
| 電話に出られない | 施術中は手が離せない | 留守番電話とネット予約 |
| 予約が重なる | 予約の入口が複数ある | 予約を1つの画面で管理 |
| 次回予約に時間がかかる | 紙の予約表 | iPadで空き状況を見せる |
| 回数券・店販の会計 | 情報が紙と記憶に分かれている | 顧客情報とPOSレジに記録 |
受付の仕事を「人の注意力」ではなく「仕組み」に任せると、施術に集中できる時間が増えます。